キターーーといっても、目薬のことではありません。
いよいよです 新物サンマです。 これで200円です。
ちょっと涙目になったのはサンマを焼いた煙のせいではなく・・
この痩せたサンマです、哀しい。
サンマの顔の後ろ、背中側がラグビー選手のようにガシッと盛り上がるようになることを祈るばかりです。
えっと、東を向いて食べると長生きします? 小さなことでも信じましょう。
副菜は
✓梅和え・・ゴーヤ、モヤシ、キューリ
✓揚げびたし・・南瓜、ピーマン、ナス
✓大葉味噌で・・お昼の蕎麦の端っこで団子、ずんだ餅の残りの白玉団子
✓トマト・・切っただけ。
蕎麦の束の端っこと 茹でた時に外れた蕎麦と 片栗粉を少し袋に入れてもみもみ・・
後はオーブントースターで焼いて。
白玉団子よりも蕎麦団子の方が美味いね、といわれた。残りもので作ったのだけど大葉味噌には合っていたようです。
今日のつまみは 『秋刀魚の歌』のお話しです。
佐藤春夫さんの詩、秋刀魚の歌を知ったのは30年以上前かな?テレビのCMでした。
はっきり覚えていませんが、きっとお醤油のCM、しょうゆうこと?
秋刀魚の歌 佐藤春夫
『 あはれ 秋風よ こころ(情)あらば つたえてよ
―― 男ありて 今日の夕餉に ひとり
秋刀魚を食ひて 思いにふけると 』----略
春夫と谷崎潤一郎の妻は惹かれあっていた、
谷崎の夫婦仲は冷めていたが、もちろん叶わぬ恋。
恋多き谷崎は、妻の妹が気になりはじめ妻と別れたいようで 離婚をしていた春夫に妻をもらってくれと頼んだらしいが・・・
あら、良かったじゃん、と思ったのも つかの間、
ほら~~
いざ手放すとなると勿体無いと思うわけです、妻は評判のできる妻だったようですから
全く勝手な男だな。
いずれ二人は一緒になるのですが・・・
長い間 この男二人は絶縁状態だったとのこと。
『 あはれ 人に捨てられんとする人妻と
妻にそむかれたる男と 食卓にむかへば 』-----略
二人は谷崎が留守の間にサンマを食べたのだろうか?
『 さんま、さんま、さんま苦いか 塩っぱいか 』
二人の恋は、紆余曲折あったけど、実ったからOK。
しかし、谷崎という恋多き男・・・最後はどうなったのかな?
妻の妹、編集者の女性と、そのあと誰だっけ??
それが彼の作品につながったんだろうけど。(細雪しか読んだことが無い)
昔の文豪の経歴を見ていると、その生き方はなかなか派手で壮絶ですね。
創作意欲という名の諸々の欲があるんだろうし、
作品を生む苦しさもあるのだろう、その難しさはワタシには到底わかるはずもないので、これ以上は・・・しかし、
作品よりも経歴が気になるのよ、太宰も、三島も・・・
さぁ~この秋、
あなたは 秋刀魚を焼くのか 恋心を妬くのか
・・・恋せよ、乙女たち・・・
ワタシ? もう一度? それは・・・無い。
どんとはれ。。。