【絵本の日】アンナの赤いオーバー
こんにちは
今日、11月30日は『絵本の日』です。
冬になると思い出す絵本があります。図書館で借りて久しぶりに読み返しました。
戦争が終わったら、アンナは新しいオーバーをお母さんに買ってもらえるのです、
今アンナが着ている青いオーバーは、小さくなって擦り切れています、
しかし、戦争が終わったからといって直ぐに物資が豊富になるはずがありません。
二人はお店に出かけますが、オーバーの生地はありません。
・・・お母さんは家にあった大切なものと交換することになります、
金時計と羊毛を交換してもらうことにしますが、羊の毛が伸びる来年の春まで待たなけ
ればなりませんでした。
次は、羊の毛を持って糸を紡いでくれるお婆さんに会いに出かけます、ランプと交換に
お願いしますがお婆さんですからそうそう早くは出来ません。
サクランボの実がなるころにおいでと言われます。
・・・やっと糸が出来上がりました、お母さんはアンナに何色がいい?と聞きました
「赤色がいい」
二人は森にコケモモを摘みに出かけます、もう夏の終わりごろです。
綺麗な赤色に染め上がった糸とネックレスを持って機織りをお願いにでかけます、ここ
でも二週間かかりました、
仕立て屋さんではティーポットと交換にお願いします、出来上がりまでまた待たなければなりません。
アンナの素敵な赤いオーバーが出来上がったら、もう季節は冬です、
そして楽しいクリスマスがやってきます。
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長い月日とたくさんの人の手が関わったアンナのオーバーは本当の宝物なのでしょう
そしていろいろな困難の中にあっても諦めず、工夫を忘れないお母さんが素敵です。
表紙の赤いコーバーを着たアンナは、少し大人(?)お姉さんになっているところも
時間の経過を感じます、 戦争が終わって家に居るのは母と子だけ、そこにも意味があ
るのでしょう 。
絵本の日についてはこちら。
瀬田貞ニさんは童話作家というより翻訳家のようです、翻訳された本を見ると
皆さんが知っている絵本ばかりです。
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ルピナスさんも好きです
それではまた、
ゴハンの記事は、またあとで。。