『ウコギのホロホロ』
春の山菜です。庭に2本植えてあります、昨日若芽を摘みました。
ウコギ、クルミ、みそ漬け大根 (ウコギはさっと茹でます)
この三つの材料を刻んで混ぜたら出来上がり。
☆日本の食生活全集「聞き書・岩手の食卓」より
茶碗で山盛り三杯のウコギの芽を、塩を入れた熱湯に入れて固めにゆでて水にさらす
水けをきって細かく刻む。みそ漬け大根とクルミも細かく刻む、それぞれ茶碗で半分くらいをウコギと混ぜる。
茶碗で計る時点で、とてもアバウト、田舎料理の感じがしていいでしょう?
ワタシもそんな感じ作ります、
ウコギ(茹でて刻んで)2 : クルミ1 : みそ漬け大根1
あったかいご飯に思いっきり盛ると・・・食べる時にホロホロこぼれます、
ふわ~っと春の香り、ちょっと青臭くて苦みがあって
でも、クルミの香ばしさとみそ漬け大根の塩味が相まって
『 旨い!! 』 と、いうほどのものでもない、とても地味な味です。
ワタシはツンと鼻に抜ける香りが好きです。
「ああ~春になったんだなぁ~」と、感じるのです。
これを食べたら・・そろそろ・・あそこの山菜が・・・と、わくわくします。
今年はなかなか行けそうにもありませんが。
ウコギの収穫は、棘との戦いです、(山菜のタラの芽と同じ仲間)
必ず手や腕は傷だらけになります、
気を付けていても風が吹くと枝が揺れて・・刺さる!!
痛い思いをしてボールいっぱいに摘んでも、茹でたらびっくりするほどかさは減ります
産地としては山形が有名です、上杉藩では生垣に奨励していたそうです、
春~夏にかけて若葉を食べることができて、棘があるので防犯にもなるから、というのを聞いたことがあります。
さて、何故 ホロホロ?
細かく刻んでホロホロ状にするから?
ごはんにのせて食べる時にホロホロこぼれるから?
定かではありませんが、どちらの説も聞いたことがあります。
今日のお昼はおにぎりにしました、実はこちらが食べやすくて好きです。
しつこいです、 何度もいいますが、クルミ好きな県民です。
「クルミ味がする」は誉め言葉。。
それでは、また。。。