八つの風を受けて

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映画「母たちの村」ユニセフ・FGMを考える

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母たちの村 : ポスター画像 - 映画.com

  

 「母たちの村」 フランス・セネガルの映画です。

原題は「モーラーデ」保護という意味です。

西アフリカの小さな村で今も頑なに守られ続けられている宗教儀式 「女性器の割礼」このような事が今もこの地球上のどこか行われている、
このことを知ったところで自分に何かできる事などなにもありませんが、しかし知らずにいる事とは決して同じではありません。

女性の体が不浄の物という考え方はまだまだ日本にもあります、男の子の割礼を耳にした事はありますが、女の子がこのような目に遭っているのは知りませんでした。

4人の女の子たちが割礼の儀式から逃げてくる、勇敢な女たちがその子達をかくまって助ける、その村に受け継がれてきた習わしを否定する事などあってはならない事です

人は自分が受けた辛さを他の人も受けるべきと考える事があります、理不尽な事ならもうやめた方がいい、母親たちはその辛さを十分に経験しているはずなのに、その儀式を受けなければ結婚はできないと思っています。

そのために出産時に亡くなってしまう女がいることも、死産を何度もしてしまう女がいることも知っているはずなのに・・・どうする事も出来ずに慣習として受け継がれてきたのです。

自分の子に同じ苦しみを味わいさせたくないと思うはずなのに、村の掟を破ることはここでは暮らしていけない事なのかも入れません。
逃げてきた女の子たちを勇敢に匿ってくれた女性たちを村中の人間がののしるのです、同じ苦しみを経験したはずなのに。

村は長老と男たちによって秩序を保っていますから、匿った女性の夫はそれに逆らう事などできません、勇敢で優しい妻を鞭で何度も打つのです、それを観ていると腹が立つというより哀しい・・

 とても重いテーマですが映像はとても綺麗です、

アフリカの雄大な景色とそこに住む人々は、規律正しく整った部屋で暮らしています。女性たちの鮮やかな衣装は美しく艶やかです。赤茶色の大地で踊る人々の鼓動がこちらまで伝わってきます。

映画の最後は執行をする者が小さなナイフを差し出す、しかしハッピーエンドではない、今回は避けられたけどこの慣習が終わりを迎えるかどうかは、まだ先のような気がしました。

 

ユニセフも活動をしています

女性性器切除(female genital mutilation、以下FGM)とは、アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、女性の性器の一部を切除してしまう慣習です。

きわめて強い社会的な規範に支えられ、家族はその害を知っていても自分の娘にFGMを受けさせていることが少なくありません。

FGMを受けた女の子や女性は、出血が続き、感染症不妊、死のリスクにさらされます。女子と女性の人権侵害であるとともに、健康面及び精神面で長期的な影響を及ぼすFGM根絶にむけて、ユニセフはパートナーとともに活動しています。 

現在の傾向が続けば、2030年までに、さらに1億5,000万人の15〜19歳の女性がFGMを受けることになる見込み 

  (一部抜粋 ユニセフ子供の保護より)

 このような事が続いている、この地球上で。
まずは知ることから・・・そして根絶することを。 

 

今日は映画の日です、
Amazonプライムとか他にもネットで観る方が多いと思いますが、大きな画面で映画を味わいたい年代かもしれません、平日映画館に行くと周りはほとんど同年代の方ばかりですので、なんとなく安心感があるのはワタシだけでしょうか。

今日、紹介させていただいた映画は12~3年ほど前に観た映画のお話しです。
この映画はいわゆる大ロードショーというものでは無く、上映期間も2週間程度の短い期間でした。
当時義父母を介護中だったにもかかわらず 『よくぞ観た』と、自分を少し褒めてあげたいです、

ずっと忘れることが出来ない ・・そんな映画のお話しでした。

 もし機会があれば多くの方に観ていただきたいです。

母たちの村 [DVD]

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 では。

※注意事項を一つ、 あらぬ妄想や想像をしすぎませんようにお願いいたします。。