映画「プリシラ」と「キンキーブーツ」

ワタシの 記憶に残る映画です、

はてなブログでも映画に詳しい方がたくさんいらっしゃるので、映画の記事はハードルが高いのですが、ちょっと視点を変えて紹介させていただきます。

 性的少数者セクシャルマイノリティ

 LGBT  法務省のサイトです  ←こちらでイラスト付きで説明しています。

 

プリシラ [DVD]

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 プリシラ 
  3人のドラッグクイーンがプリシラ号と名付けたバスで3000キロを突っ走るロードムービーです。
*バーナデット・・三人の中では一番年長で、トランスジェンター
*ミッチ・・バイセクシャルで妻とは別れたけど、子供あり
フェリシア・・ゲイですが、子供の頃に性的虐待を受けているのでは?

ドラッグクイーン3人のショーは、口パクでダンスも決して上手とは言えませんが、衣装は奇抜で可愛いです、

ビーチサンダルをつなげたドレスなんて最高で 最低です(笑)

オープニングで流れる曲 「愛はかげろうのように」からバスの中で歌う「Go West 」ABBAの 「マンマ・ミーア」など 曲名が分からなくても どこかで聞いた記憶が と、思わせてくれます。それらの曲がカセットテープというのが時代を感じさせてくれて嬉しい。

彼らが乗ったバスに出会ったら、自分はどう対処するだろうか? 

バスが故障して困ってるのに・・ちょっと近寄りがたい彼らです、映画の中の老夫婦のように無視して逃げてしまうかもしれません、だって犬さえ首をひねってしまうのだから。

現実は厳しいです、彼らの居場所は都会なんだって!!

少数派を受け入れる寛容さか都合のいい無関心なのかは、判断が難しいけれど生き難い彼らの場所はやっぱり都会にしかないと思うのです。

プリシア・砂漠のクイーン達 パラダイスへは行ったけど まだ本当の自分は見つからない、見渡す限り茶色の砂漠で彼らが色とりどりの衣装で立つシーンは圧巻です。

3人のドラッグクイーン達はどんな選択をするのか?

とにかく面白いです、笑えます。

 

キンキーブーツ (字幕版)

キンキーブーツ (字幕版)

 

 『キンキーブーツ』

直訳すると 変態ブーツ エナメルにピンヒールのセクシーブーツ

田舎町の倒産寸前の靴工場、一発逆転を狙うのは ドラッグクイーンご用達のブーツ。

これは実話に基づいた映画です。

頼りない靴工場の跡取り息子と オトコであることに馴染めないドラッグクイーンが自分らしく生きるために協力してキンキーブーツを作り上げる。

日本でも舞台になっていますね、

ドラッグクイーンのローラが試作品のブーツを見て、第一声

「おおー神様 誰がこんなブーツを履きたいと思うでしょう」 と、

それは、まるで軍隊ブーツ、乗馬ブーツ、ローラが欲しいのは真っ赤なピンヒールの75センチのブーツなのだから。

「赤よ、赤!!赤はセックスの色!!」 何故か

 靴工場の女性職人たちはうなづく、ここがワタシのツボ。

結局は男の方が新しいもの、異なるものを受け入れることに消極的で頑固だ。

一か月後のミラノの見本市、キンキーブーツの行方は??

自分らしく生きるとは? 伝統を守りながらも新しい事へ挑戦する優柔不断の息子、父親の望むようには生きられなかった女の子になりたかった息子、

全く違う二人がどう変わっていくのか テンポよく楽しく見ることが出来ました。