二人の食卓はいつも同じで変わり映えもインスタ映えもしませんので、
時々料理の本を図書館で借りてきます、料理の本は借りるに限りますね、
何故か?って それはほとんどが見て終わるからです。
作ってみるのは二つぐらいでしょうか、三っ目を作るときは もう勝手に分量などをアレンジして 一体どのレシピだったのか解らない料理になっています。
適当という調味料をたっぷりかけて出来上がりです、
本を見る意味があるのか?われながら不思議ですけど、料理の本って写真がきれいですし、目の保養にはなります、同じものが作りたいというよりもヒントが欲しいだけかもしれません。
頑張ったところで・・実際はあんな風にはならんという事もしっかり認識しています。
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詩人のイメージしかありませんでしたので、図書館でこの本を見つけた時には料理がどうのこうのではなく ただただ本を開いてみたくなりました。
本を開くと昭和の台所の写真があり、何だろう~とても懐かしいと感じました。
大正15年生まれ、彼女の過ごした青春時代は戦争中だったのですが、父親・夫がお医者様でしたから、料理本のそこかしこにオシャレな洋食があります。
「オマール海老のリゾット」「ブイヤベース」「パエリア」 なんて 未だかって作ったことも食べたことも無い・・・料理本としてはワタシには参考になりませんでした。
彼女の日記抄は昭和30年からなので、自分の生まれ年の日記の部分は読むとなかなか面白かったです。
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おんなのことば 茨木のり子 (童話屋)
『 自分の感受性くらい 』
ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにするな
みずから水やりを怠っておいて
・・・・・・・
・・・・・・・
初心消えかかるのを 暮らしのせいにするな
そもそもが ひよわな志にすぎなかった
・・・・・・・
・・・・・・・
自分の感受性くらい 自分で守れ
ばかものよ。
(ほんの一部です 著作権は難しいので)
引越しの時に本を思いっきり処分してしまって、ここへ戻ってきたときに改めて購入しました。
引越しって怖いです、なんかテンションが上がってあれもこれもと片付けてしまって後の祭りで・・・悔やむことしきりです。
今はいつもそばに置いて読み返しています。
暮らしのせいにするな、って自分に云われてるみたいで耳が痛いです、
感受性、相手の感情を想像できる能力という解釈もありましたが、強すぎてもこれは大変ですし、そうとは言え まるっきりの鈍感でも困った人だし、
一体何をどう守ったらいいのか、残念ながらいまだに答えは見つかっていません。
最後の日まで考えることが大事なのかも と、
自分に言い訳して逃げ道を作っています。
くよくよしないで さぁ~ご飯作ろうか。。。
ではでは