物忘れ検診は受けません

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        朴の花です(2005年)古いファイルから見つけました

義姉がアルツハイマーになりました、つづきです

義姉をどうやって病院に連れていくか これは難題でした。

しかし何度話し合っても相談したところで決まるはずもありませんので、最後は直球勝負です。

 

 夫が検査をするから一緒に受けようと声をかけることに。

「一度脳の検査受けたいから一緒に受けようよ、姉さん物忘れ検診受けるの忘れたでしょ」と夫が切り出しました。

「そうそう いそがしくって時期がずれてしまったんだ、一緒なら行こうかな」 

 (忙しいというより そういうものは受けないのが義姉のスタンスです)

とにかくーーよっっしゃーーーです、気が変わらないうちに

予約の電話をすぐに入れて、二人は病院に。

   ※物忘れ検診について  自治体で行われている認知症の検査 (問診)です、

    65歳以上の希望者・承諾者が無料でうけられます。

 この作戦は結果としてうまくいったのですが、実はワタシが言い出したことです。

夫は最初面倒臭そうにしていたんです、自分は65才の物忘れ検診でいいと思っていたのですから、そっちは無料ですしね、

それに姪が何度も相談には来るけど、自分から連れて行こうという気構えが無いのが少し気に入らないようでした。誰も鈴をつけたがらない よくあることです。

 しかし不安があるなら一日も早くですよね、

 

 検査の結果は

脳のMRI、CTを受けて、夫にも小さな脳梗塞の跡が見られますと言われたそうです、ただそれなりの年齢ではよく見られるそうです。

経過観察ということで半年後、それからは一年後と診察を受けています。今は変化なしで通院は終わっています。

さて問題は義姉です、姉の場合は脳の検査の前に認知症の問診と検査です。

問診や検査によく聞かれるのが長谷川式と言われるものがあります。

「長谷川式簡易知能評価スケール」

これが義姉の場合全く機能しなかったようです、何故なら答えようとしなかったからです、家に戻ってきて本人には言いませんでしたが、夫はありったけの文句をワタシに言いました (ふ~~~~なんでだよ~~)

夫にすれば一体誰のために・・という思いだったのでしょう。

 名前、生年月日、日にちや季節←このあたりからあやしいとの事、

一つ前の総理大臣の名前も聞かれたそうです、お医者さんはいろいろ雑談もしてくださるようですし、これは分からなくてもいいそうで考えるかどうかが大事なんですね。

夫も家に戻ってきてから自分もすぐには分からなかったと云ってました、一つ前って・・・意地悪ですよね、

  (abeさん、長いから・・・その前って?? てへっ 笑ってごまかします)

 

義姉の場合は端から答えようとしません

「私は新聞もテレビも見ませんので わかりません」と、突っぱねておしまい。

いわゆる「犬・桜・電車」というものがあります、3つ覚えて後でもう一度聞くというゲームのようなものですが、

「私はそんなことはしません、好きじゃないから」でおしまい。

夫が腹を立てるのも分かりますが、相手は病気なんですからしょうがありません。

 

それでもお医者さんにはわかるんですよね、答えないということがどういうことなのか

脳の検査について詳しい説明はワタシにはできませんが、隙間があるという事、萎縮していたのです。

アルツハイマーの診断を受けてから

夫が病院に毎月1度連れて行くようになりました、初めは義姉の車で・・

そこで夫が忘れられて勝手に帰って行った、出来事が起きたのです。まだその頃は買物ぐらいには車の運転をしていたのですが、これで車の処分を姪は決めたのです。

姪は介護認定を受けるために色々準備をしました、何しろ本人はいたって元気なんですから大変です。

本人はアルツハイマーの結果は知りません、少し委縮しているから、これ以上進まないようにお薬をと納得させていましたし、夫も一緒に病院に行っていたので自分だけという思いは無かったのでしょう。

それから数年病院通いは続きました。その後は姪の彼が通院の手伝いをしてくれるようになって、夫はお役御免となりました。

ありがたいことです。

 

 これでおしまい。。

 脳トレしましょう くだらないなんて言わずにゲーム感覚で遊びましょう